植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

5月初旬の野の花(青、紫)

連休中に近場の低山で出会った花。

 

ホタルカズラ(画像上)

ムラサキ科。一度近くの里山で見かけたことがある。今回は山の中の林縁に固まって生えていた。

 

ハンショウヅル(半鐘蔓、画像下)

キンポウゲ科のツル植物。神社の植え込みに絡まっているものを見つけた。花はこの後、下端が4つに割れて反り返る。

 

コケリンドウ(苔竜胆)

道路沿いで草が短く刈りこまれて芝生のようになっている中に点々と花がみられた。花は直径が7、8㎜しかなく、淡い空色で地味。人に教えてもらうまで咲いていることすら気づかなかった。それでも接写すると立派なリンドウで驚く。

 

ムラサキサギゴケ

シソ科。湿気の高い林縁に群生していた。水田の近くなどにも多い。小さくて目立たない。

 

カキドオシ

林縁の斜面に多い。花は大きめで二輪ずつ咲くため、シソ科の仲間では目立つほうである。

 

ナルコユリ

キジカクシ科。今の時期、よく似たホウチャクソウとともに雑木林の中に多い。長く伸びた枝の葉の下にずらっと花が並ぶのが特徴。よく似たアマドコロとは花の付け根に短い花柄がある点で異なる。