植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2021-05-03から1日間の記事一覧

フタリシズカ

センリョウ科。雑木林の薄暗い林床に自生しており、春に5~10㎝の白い花穂を1~3本出す。通常は2本で、同じ科で花穂が1本のヒトリシズカに対してフタリシズカ(二人静)だ。 花びらもガクもない。白い粒に見えるのは縮んで丸まった雄シベである。内側に葯…

ムラサキサギゴケ

花を上から見ると鳥が羽を拡げている様に似ている。紫の濃い部分が頭、黄色の模様が背中だ。そう言われると、薄紫のサギ(鷺)が様々な向きで群れているように見えてくる。 昔から「コケ」というのに違和感があった。もちろんゴマノハグサ科の被子植物である…