低山の林の中の道を歩いていて出会った植物。少し谷間のようになっていて、たまに木漏れ陽があるぐらいの半日陰。近くに沢があり、所々崖から水がしみだしているような湿気の高い場所である。先ずは一番目立つ黄色の花から。
キンポウゲ(ウマノアシガタ、画像上)
花びらに見えるガクはセロファン紙を重ねたもののような独特の煌めきがある。好きな花だ。ただし有毒。野に置いて鑑賞するだけにしよう。
キツネノボタン(画像下)
キンポウゲ科。いつも土が湿っているような場所に多い。ほとんどの花が小さく、整った形をしていないので雑草感が強い。
花は上の二つと似ているがこれはケシ科。花弁が4枚で実(棒状の物)の形も違う。
ニガナ
キク科の仲間は日向を好むものが多いが、雑木林の中でよく見かけるので日陰のものという印象が強い。細い短冊のような花弁が特徴的だ。