植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

キダチチョウセンアサガオ

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この大きくて派手な花、見ごたえがある。以前は黄色っぽいものが多かったと思うが、最近は様々な色の園芸品種があるようだ。ご近所の庭先でも珍しくなくなった。

 

熱帯アメリカの高地原産の低木で高さ3mぐらい。だから木立。ヒルガオ科のアサガオの仲間ではなくナス科だ。そういえば葉がナスにそっくりだ。ちなみにチョウセンアサガオは木ではなく草で、花が上向きに付き、同じ科だが別属になっている。原産地や種類が妙に誤解されている。単に舶来のエキゾチックな花という意味だろうと思う。

 

ただ下向きの巨大な(長さ20~30㎝、幅10㎝以上)花は、五つに割れて反り返えり、先端が尖っていて私には魔的な感じがする。また、毒のある園芸種は珍しくないが、全体にアルカロイド毒を含む。

 

別名エンジェル・トランペット(天使のラッパ)という。この名も黙示録(もくしろく)の七天使が吹く世界の終末を告げるラッパのことを想像してしまう…。なんか酷いことを書いているな。個人の偏見です。庭で愛でていらっしゃる方、スイマセン。