植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヒロハホウキギク(広葉箒菊)

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いつもの街中の川沿い。淡いピンクに色づいた白い花がカワイイ。花びらがやや不ぞろいであるところも素朴でヨロシイ。草叢の中の星のよう、と言ったら褒めすぎか。直径6-7㎜しかなく、よく見ないと咲いていることすらわからない。

 

アメリカ原産のキク科の帰化植物。草丈は1m以上になる。しかし今頃繁茂しまくっている同郷の雑草は大型のものが多いが、その中では控えめである。

 

花穂はほとんど葉がなく濃い緑色で多数分岐する。先端にポツンポツンと上向きに小さな花を付ける。この分岐する角度が大きいのが特徴だ。60°から90°でほとんど真横に出ている枝まである。類縁のホウキギクは30°から60°で、葉の幅が狭く、花もやや小さくて白色だ。とはいっても差は微妙なところで、どちらか決めかねた。一応ヒロハとしておく。

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花穂が出て花が咲くと葉を落としていき、花が終わると大きく広がった花穂が箒(ほうき)のような感じになる。これが名前の由来である。