いつもの街中の川沿い。淡いピンクに色づいた白い花がカワイイ。花びらがやや不ぞろいであるところも素朴でヨロシイ。草叢の中の星のよう、と言ったら褒めすぎか。直径6-7㎜しかなく、よく見ないと咲いていることすらわからない。
北アメリカ原産のキク科の帰化植物。草丈は1m以上になる。しかし今頃繁茂しまくっている同郷の雑草は大型のものが多いが、その中では控えめである。
花穂はほとんど葉がなく濃い緑色で多数分岐する。先端にポツンポツンと上向きに小さな花を付ける。この分岐する角度が大きいのが特徴だ。60°から90°でほとんど真横に出ている枝まである。類縁のホウキギクは30°から60°で、葉の幅が狭く、花もやや小さくて白色だ。とはいっても差は微妙なところで、どちらか決めかねた。一応ヒロハとしておく。
花穂が出て花が咲くと葉を落としていき、花が終わると大きく広がった花穂が箒(ほうき)のような感じになる。これが名前の由来である。