植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ペラペラヨメナ

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 このところ雨続きで近場を見て回ることができない。そろそろユリの季節で楽しみにしているのだが…。というわけで今回は1ヶ月前のもの。本来今頃から秋にかけて咲くが、春頃から街のあちこちで見かける。どういうわけか垂直の石垣などの隙間が好きなようで、大きな株になっている。フェンスの向こうの水路の壁など人が入れない所で、植えられているわけではないようだ。

 花を一面につけていると見ごたえがある。白い花は渋めの赤紫に染まり色が変わる。そのため遠目にはくすんだ花色に見える。また画像のように咲き始めも赤い場合がある。

 北アメリカ原産のキク科植物で、観賞用に導入されたものが野草化している。そういえば以前紹介したハルジオンも同じ地域の原産で、やはり赤紫色に染まる。

 変な名前(正式名デス)は葉が薄くペラペラでヨメナに似ているため。…ところで実がなったら「ペラペラの実」ということになるが、食べたらどうなるのだろうか?