このところ関東地方は猛烈な暑さで、晴れた昼間に外を歩くのは危険だ。今日はようやく曇って少し風も出てきたようだ。近場(電車で15分)の丘陵地を歩いてみた。木々の緑が濃いので、よく注意していないと見過ごしてしまう。
ウワミズザクラの実(画像上)
以前「6月初旬:若い木の実」(6月7日付け)で紹介した緑一色の実が、今はこうなっている。黄色、オレンジ、赤、濃い紫色と順次変わっていく。実の色合いやツヤはサクランボと同じで鮮やかだ。
ミズキの実(画像下)
これも実の色が緑から少しずつ黒(濃紺)色に変わっていく。
ヒヨドリバナ(鵯花)
今頃林縁などでよく見かける白い花。花びらはなくバラけた雄シベがそのように見える。
アキノタムラソウ
「秋の」という名前がついているが、この辺りでは6月ぐらいから咲き始め、秋の終わりごろまで見かける。この澄んだ紫色が好きだ。
先日毎年観に行くところで咲いていなかった。あちこち歩いているとけっこう見かけたので少し安心した。
エンジュ(槐)の花
街路樹でいま満開。白い花びらが道路に散り敷いている。花は典型的なマメ科の特徴がある。かすかに甘い香りがする。
おまけ。セミの合唱の中ですぐ近くに聞こえるものがあった。探すと目の前の木にとまっていた。見事な保護色で、2mぐらいまで近づかないと分からない。今回気が付いたのだが、子供の頃とは鳴き声が違うようだ。超音波に近い領域の高音は若いうちしか聞こえないという。ちょっと悲しい気がした。