そろそろ「野の花」が少なくなってきた。しかし近所の住宅街には未だ「街の花」が豊富だ。中でもよく見かけるのがローズマリーである。
小さな花が多数咲き続ける。それぞれの花は目立たないが、接写すると結構面白い形をしている。薄紫のモノトーンであるが、まるで熱帯の極楽鳥や蝶のように見える。
うちの狭い庭でも植えたことがある。小さな苗が2、3年で大きくはびこり、手入れに往生したので、結局抜いてしまった。家内も肉料理のハーブに使う気は全くないようだし。
気候温暖で雨が少ない地中海沿岸が原産地だそうである。そのためかつては関東地方では育ちにくいとされていた記憶がある。今住んでいるところは地中海性気候とはとても思えない。しかし、他の家でオリーブやローリエなどが元気に育っているところを見ると、意外と少雨温暖化してきているのかもしれない。