このところ近所の住宅街で咲いているのをよく見かける。様々なパステルカラーのこの花が、晩秋の陽だまりにあると、なんか楽しくなる。
だいぶ昔になるが、私も庭に植えたことがある。ひと夏でけっこう大きくなり花も咲いて喜んでいた。ところがある冬の冷え込んだ朝、破局が訪れた。枝が氷におおわれていたのである。見ると枝が縦に裂けて薄い膜状の氷が噴出したようになっている。高尾山や御岳(みたけ)山の氷の花(枯草から噴き出したシモバシラ)は有名だが、まさか街中でそれを見ることになるとは・・。結局全滅してしまった。
ランタナは中南米原産の亜熱帯性植物で、水分が多く組織が柔らかいためこんなことが起こったのだと思う。
しかし、最近は近場でも大きく育っているようだ。やはり温暖化してきているのだろうか。