植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ランタナ

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 このところ近所の住宅街で咲いているのをよく見かける。様々なパステルカラーのこの花が、晩秋の陽だまりにあると、なんか楽しくなる。

 だいぶ昔になるが、私も庭に植えたことがある。ひと夏でけっこう大きくなり花も咲いて喜んでいた。ところがある冬の冷え込んだ朝、破局が訪れた。枝が氷におおわれていたのである。見ると枝が縦に裂けて薄い膜状の氷が噴出したようになっている。高尾山や御岳(みたけ)山の氷の花(枯草から噴き出したシモバシラ)は有名だが、まさか街中でそれを見ることになるとは・・。結局全滅してしまった。

 ランタナ中南米原産の亜熱帯性植物で、水分が多く組織が柔らかいためこんなことが起こったのだと思う。

 しかし、最近は近場でも大きく育っているようだ。やはり温暖化してきているのだろうか。