植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ノギクの花11月初旬

11月に入っても昼間は暑い日が続く。それでも、多摩丘陵を歩いていると様々なノギクの花に出会う。季節はちゃんと進んでいる。秋たけなわだ。

 

ヤクシソウとシラヤマギク(画像上)

2週間ほど前に見つけたノギクの群生地に行ってみた。ヤクシソウ(黄色)はまだまだ咲き続けているが、さすがにシラヤマギク(白)は終わりかけだ。後者は花弁(舌状花)が6枚ほどしかないので他と見分けられる。

 

シロヨメナ(画像下)

上の2種類の近くに花畑が広がっていた。雑木林の林縁に咲くノギクである。2週間前はシラヤマギクと思っていた。その後花が増えており今盛りだ。

 

カントウヨメナ

すぐ近くの谷水田の周囲の草むらに埋もれて咲いていた。花色の青紫色が強い。他の種類と異なり日向の湿った土を好む性質がある。よく似たノコンギクは近場では多いのだがこの付近ではほとんど見られない。

 

リュウノウギク

ノギクの仲間では一番咲くのが遅い種類だ。11月下旬まで咲き続ける。花は大型で直径は4㎝ぐらいある。葉は比較的小さく形が園芸種のキクに似ている。