近場の住宅地。低い丘陵が自然公園として残されている。草刈りなど手入れがされておりかつての里山の植物がみられる。まだ蒸し暑い日曜日に歩いた。
ハギの花と黄蝶(画像上)
秋の七草にも入っている萩の花は今盛りだった。少し派手なので園芸種のミヤギノハギが野生化したものか。黄色い蝶が何羽も飛んでおり、モンキチョウのようだ。ハギのようなマメ科植物を食草とする。
ワレモコウ(画像下)
バラ科だがとてもそうとは思えない独特の形をしている。長い花茎に花弁のない丸い穂のような花を付ける。日本在来種で万葉の昔から愛でられている。風に揺れる姿が秋らしい。
オミナエシとオトコエシ
オミナエシ(女郎花)も秋の七草。その白花版のオトコエシ(男郎花)と並んで咲いていた。ツリガネニンジンも見える。
カワラケツメイ
マメ科。オジギソウのような葉に小さな黄色い蝶型花を付ける。河原に多かったが河川の改修で減少し、絶滅危惧種になっている。
ネコハギ
地面を這うように伸びる。見つけた株は径8㎝ぐらいと小さいが花をつけていた。8㎜ぐらいの白い花の中央に紫色の斑紋がある。全体に毛が多く手触りが猫のようだ。
ヌスビトハギ
林縁に多いマメ科植物。花は小さく不揃いの大きさだ。独特の三日月形の実は2個つながる。表面に固い毛があり、服などにくっつく。もう花は終わりかけている。
アレチヌスビトハギ
外来の類似種。在来種と比べると大柄で、花も派手。実は4~6個つながる。近所の公園があっという間に占領された。この公園にもいつの間にか入り込んでいる。