植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

9月中旬里山の花

近場の住宅地。低い丘陵が自然公園として残されている。草刈りなど手入れがされておりかつての里山の植物がみられる。まだ蒸し暑い日曜日に歩いた。

 

ハギの花と黄蝶(画像上)

秋の七草にも入っている萩の花は今盛りだった。少し派手なので園芸種のミヤギノハギが野生化したものか。黄色い蝶が何羽も飛んでおり、モンキチョウのようだ。ハギのようなマメ科植物を食草とする。

 

ワレモコウ(画像下)

バラ科だがとてもそうとは思えない独特の形をしている。長い花茎に花弁のない丸い穂のような花を付ける。日本在来種で万葉の昔から愛でられている。風に揺れる姿が秋らしい。

 

オミナエシとオトコエシ

オミナエシ(女郎花)も秋の七草。その白花版のオトコエシ(男郎花)と並んで咲いていた。ツリガネニンジンも見える。

 

カワラケツメイ

マメ科。オジギソウのような葉に小さな黄色い蝶型花を付ける。河原に多かったが河川の改修で減少し、絶滅危惧種になっている。

 

ネコハギ

地面を這うように伸びる。見つけた株は径8㎝ぐらいと小さいが花をつけていた。8㎜ぐらいの白い花の中央に紫色の斑紋がある。全体に毛が多く手触りが猫のようだ。

 

ヌスビトハギ

林縁に多いマメ科植物。花は小さく不揃いの大きさだ。独特の三日月形の実は2個つながる。表面に固い毛があり、服などにくっつく。もう花は終わりかけている。

 

アレチヌスビトハギ

外来の類似種。在来種と比べると大柄で、花も派手。実は4~6個つながる。近所の公園があっという間に占領された。この公園にもいつの間にか入り込んでいる。