近くの空き地に急に現れた花だ。どういう経路でやってきたのだろう。道端に普通というが、見たのは初めてだ。小柄なので他の草の葉陰に隠れていたのかもしれない。
茎は地面を這い、斜めに立ち上がって花を付ける。花は1~1.5㎝と小さいが、鮮やかな黄色が目を引く。花を拡大するとマメ科の蝶型花の特徴がある。ガクに毛がある以外は毛がなくつるりとしている。葉は先端に3つ、根元に2枚の5小葉で、小葉は先が尖った独特の形をしている。
初めて見た時、シンプルな形とパステルカラーから外来種と思った。しかし、日本全国に自生する在来種だ。いわくありげな名前は、昔、京の都(みやこ)に多く生えていたためらしい。