植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ミヤコグサ

f:id:M_majipan:20210513151157j:plain

近くの空き地に急に現れた花だ。どういう経路でやってきたのだろう。道端に普通というが、見たのは初めてだ。小柄なので他の草の葉陰に隠れていたのかもしれない。

 

茎は地面を這い、斜めに立ち上がって花を付ける。花は1~1.5㎝と小さいが、鮮やかな黄色が目を引く。花を拡大するとマメ科の蝶型花の特徴がある。ガクに毛がある以外は毛がなくつるりとしている。葉は先端に3つ、根元に2枚の5小葉で、小葉は先が尖った独特の形をしている。

 

初めて見た時、シンプルな形とパステルカラーから外来種と思った。しかし、日本全国に自生する在来種だ。いわくありげな名前は、昔、京の都(みやこ)に多く生えていたためらしい。