カイツブリのいる公園の池に新顔の鳥が来ていた。典型的なカモ類の姿である。大きさは前後45㎝ぐらい。頭から首は赤茶色で目立ち、胸と尾のあたりが黒く、羽根がくすんだ白色をしている。くっきりとした色分けが面白い。
調べると、名称はホシハジロ(星羽白)。オスである。画像ではわかりにくいが、眼の虹彩(こうさい)が赤く、これを星に見立て、羽根が白いのが名前の由来だ。メスは近くにいなかったが、例によって全体に茶褐色で地味とのこと。冬に日本の湖沼や河川に飛来する冬鳥である。
見ているうちに水の中に消え、離れたところに浮かび上がった。以前ここで見かけたキンクロハジロと同じように、潜水がうまいタイプのカモ類だ。潜って水中の水草などを食べている。この池は水がきれいだしある程度の深さと広さがあるので住みやすいらしい。