公園の池。小型の黒っぽい水鳥が2羽で住み着いている。警戒心が強く、いつも広い水面の中心付近を泳いでいる。今日たまたま岸の歩道に近い所にいるのを見つけた。やはりカイツブリだ。カメラを向けようとすると瞬間で水に潜ってしまう。15~20秒して2,3m離れたところに浮かび上がる。水面に軌跡のような波は立たない。
頭から身体は黒色、ほほのあたりが赤茶色の渋い色である。クチバシは短く根元に白い点がある。前後につまったような丸っこい体形で足が後ろの方に付いている。図鑑によると体長25~25㎝。コガモよりさらに小さい。カモ類と異なり潜水がうまく、魚や水中の昆虫を食べている。
カイツブリ科で全国の池・湖沼に分布する。凍る湖面では渡りをするが、近場では留鳥。奇妙な名は、すぐに水に潜る習性から、水を「掻いて潜る。(掻(か)きつ潜りつ)」が訛ったといわれる。漢字でも「鳰」と書く。水に入る鳥という意味の和製漢字である。
小柄で遠くにいるのでうまく画像が撮れない。いよいよデジタル一眼+望遠レンズが欲しくなってきた。