駅で電車を待っていたら線路際の白いユリの花に気づいた。テッポウユリ?いや、花期(4-6月)が違う。シンテッポウユリ(新鉄砲百合)だと思う。台湾原産のタカサゴユリと南日本で自生するテッポウユリの交配種で、園芸用が逃げ出して野生化している。
ユリ科では珍しく種を作る。種には翼(よく)があって周りにふりまかれる。線路際に点々と咲いているのは電車の風に飛ばされて広がったものだろう。
ちなみに画面手前はセイタカアワダチソウ、後ろにススキ。花はもう少し先である。地面で紅葉しているのはドクダミだ。駅にありがちな植物のラインナップである。ここはあと1か月ほどすると突然ヒガンバナの花が伸びてくる。