植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

線路のユリ

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駅で電車を待っていたら線路際の白いユリの花に気づいた。テッポウユリ?いや、花期(4-6月)が違う。シンテッポウユリ(新鉄砲百合)だと思う。台湾原産のタカサゴユリと南日本で自生するテッポウユリの交配種で、園芸用が逃げ出して野生化している。

 

ユリ科では珍しく種を作る。種には翼(よく)があって周りにふりまかれる。線路際に点々と咲いているのは電車の風に飛ばされて広がったものだろう。

 

ちなみに画面手前はセイタカアワダチソウ、後ろにススキ。花はもう少し先である。地面で紅葉しているのはドクダミだ。駅にありがちな植物のラインナップである。ここはあと1か月ほどすると突然ヒガンバナの花が伸びてくる。