植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ナスの花とニジュウヤホシテントウ

グループで野菜を育てている。広い圃場の一角にナスが植えてあり、最近の雨と暑さで一気に大きくなり花を咲かせ始めた。茎も花も鮮やかな紫色でいかにもナスという感じである。(画像上)

 

葉も立派だがよく見ると表面を何者かにかじられている。もしやと思い裏返すとこいつが居た。ニジュウヤホシテントウ(二十八星天道)だ。くすんだオレンジ色の地に黒い斑点模様で普通のテントウムシより一回り大きい。植物食でナス科の野菜(トマトやピーマンも)を食害する害虫である。昔は理科で習ったが、今はどうなんだろう。

探すと結構居る。このままでは収穫に差し支えるので、かわいそうだが地面に払い落として靴でつぶした。

 

テントウムシ(天道虫)といえば赤地に黒い星7つのナナホシテントウが知られている。他にも星がないものから19個のものまでおり、ナミ(並)テントウと呼ばれる。肉食性で野菜に付くアブラムシをモリモリ食べてくれる益虫だ。畑にはこちらもいるので農薬は使えない。