今の時期、キンモクセイの甘い香りは印象的だ。思わず木を探すのだが、なかなか見つからない。それくらい花そのものは大変小さくて地味だ。接写で思い切り拡大してもこの程度である。但しこのオレンジクリームみたいな色合いと香りは印象がぴったりだ。
近くの農家さんなどがよく畑の垣根みたいに植えているため、町内が香りに包まれる。しかし、成長が早くて邪魔になるのか、切られたり大きく刈り込まれたりしていることが多い。近頃はトイレの芳香剤の香りにも使われて、イメージもガタ落ちである。最近のキンモクセイは受難続きだ。