いつもの街中の川。久しぶりにアオサギを見た。夏の間は留鳥(りゅうちょう、渡りをしない鳥)であるカルガモしかおらず、それも暑さのせいかどこかに隠れているので寂しい感じだった。
器用に小魚を捕まえている。よく見ると普通のものとは感じが違う。全体にモッコリというか羽根がボサボサしている。目の上の線など黒い模様もはっきりしない。
何枚かシャッターを切って後で画像を拡大してみると詳細が分かった。アオサギの若鳥だ。全体にグレーがかっおり、後ろ頭や胸の飾り羽根がない。クチバシは上が黒っぽくて、下が黄色い。成長すると両方黄色くなる。
背は普通に立って1m弱あり、日本のサギ類の中では最も大きい。九州以北で繁殖する留鳥。水田や河川など水辺に生息する。近場の市街地でもまだよく見かける。もう少し経つと全体にスッキリして優美な姿になる。