植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

カルガモのオスとメス

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いつもの街中の川。繁殖期(4月下旬~7月)を控えて、カルガモたちもカップルで泳いでいるのをよく見る。先日の雨による増水で川がきれいになっている。水もぬるんで気持ちよさそうだ。

 

カルガモはオスとメスの模様がよく似ており、いつも見分けるのに迷う。「日本のカモ識別図鑑」(氏原巨雄、氏原道昭著)によると、1)背中の羽根が白く縁取りしたようになっており、ウロコか網目状に見えるのがメス。オスはそれがはっきりせず全体に黒っぽく見える。2)尻尾の先(上尾筒)の色が黒いものがオス。少し淡い色で茶色っぽいものがメスである。画像では、前がメス、後ろがオスである。このように並んでいないと分からないだろう。なお後ろのオスの背中の羽根の先端に白い太線があるが、個体差が大きくて参考にならないとのこと。

 

一緒に泳ぎながら時々潜って水草などを食べている。ピッタリ寄り添っているところがほほえましい。いろいろと分かってくると想像が広がって楽しい。