いつもの街中の川。まだまだ真冬の寒さだが、陽射しは明らかに暖かくなった。画像はすっかりおなじみのコガモたちである。全員オスだ。目の後ろの緑色がなかなかカッコいい。もう起き出して朝の食事中のようだ。
彼らは植物食である。水中には水草がビッシリ生えており盛んに食べている。ここのところ雨がほとんどなく水量が少ないため、水草は泥か水垢のようなものに覆われていて灰色に見える。汚れを落とすためか、奥の一羽は水中で首を細かく震わせている。
鳴き声はなく川の水音しか聞こえないが、終始動いていてにぎやかだ。眺めているとだんだん前の二羽が談笑しているように思えてくる。本当に飽きない奴らである。
お詫び:以前からコガモの目が白く見えることが気になっていた。光線の具合でそう見えているのかと思っていたが、最近調べてみて「瞬膜(しゅんまく)」という鳥類で発達した瞼(まぶた)のようなものだと知った。
潜水するカモ類の瞬膜は透明または半透明で水中メガネのような役目をする。また眠っているときに瞬膜だけを閉じていることで、敵に起きていると思わせる効果もあるようである。今まで知らずにブログを書いていたことをお詫びします。