植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コガモの団欒

もう12月だが、穏やかな日が続く。昼間は晴れて暖かい。いつもの川のコガモ(小型のガンカモ類の一種)たちは今日も集まって泳いでいる。朝方は全員浅瀬で流れに首を突っ込み、水草を食べていた。くるくる動き回って一時も止まらない。何をしているのだろう。

 

羽色が茶系統でうろこ状の模様がメス。頭が赤茶色で目の周りに濃い緑色の隈取りがあるのがオスである。羽色や模様も違う。10月末から始まったオスの婚姻色への換羽も終わってオスメスが明瞭に分かれた。

 

皆、好き勝手な方向に動いており、互いに意識している感じはしない。オスは「チッチ」と聞こえる高い声で、メスは低く「クエー」と鳴きかわしている。時たま羽を広げて羽ばたくが、飛び立つことはない。家族の楽しい団欒(だんらん)といった感じである。