多摩丘陵の援農でナタネの収穫をした。黄一色だった広い菜の花畑が今は白っぽく乾燥した実の塊に変わっている。これを刈り取り、シートの上で実の中の種をたたき出して殻を取り除き、フルイがけして種を集めるところまでやる。場所が急斜面なのですべて人力。十数人がかりでも大変だった。
作業場に戻ってきて帰ろうとした途端に雨が降り出した。まるでシャワーノズルから強く噴き出したような雨で、時々雷も鳴っている。外は水煙で良く見えない。これが断続して一時間ほど続いた後、急に上がった。
画像はその時の東北方向の空だ、雨上がりの奇麗な青空に大きな低い雲がたくさん浮いて、高速で動いている。その向こうに見える雲は雨を降らせた積乱雲か。帰路は、ハードな仕事を終えた充実感と、大雨が洗い流したきれいな空と白い雲の清浄感に包まれた。