植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

スイセン2021

f:id:M_majipan:20210130165303j:plain

 空は灰色の雲に覆われてどんよりしており、時折薄日が差すだけである。北風が強く吹き付ける。

 多摩丘陵にある研修農園。白菜などの冬野菜が残っているだけで殺風景だ。こんな時でも作業は色々ある。圃場の真ん中で、寒起こしといってスコップで土起こしをしたり、農機具や支柱などを整理して春の準備をしたり。体を動かしていると寒さは感じない。そんな時、日光が体に当たると本当に暖かく、太陽のありがたさを感じる。

 その片隅の枯草の中でスイセンを見つけた。もちろん誰かが植えた園芸種だが、なんとも華やかで凛々しい感じがする。これまで、冬の緑色ということで雑草や苔を取り上げたが、真冬でも元気な植物といえばやはりこれだろうと思う。