里山の畑の畦の草叢に群生していた。シソ科の花の青紫色はいつ見ても爽やかだ。つい2,3日前はもっと花がついていてもう少し明るい感じに見えた。一斉に咲いてすぐ終わってしまうタイプの花のようである。
草丈は30‐50㎝ぐらい。山薄荷というぐらいで、葉がハッカ(ペパーミント)そっくりだ。しかしメンソールは含んでおらず、葉を摘んで嗅いでも青臭いだけでミント感はない。ただし花穂は少し違い、清涼感のあるシソに似た香りがある。
今の時期、よく似たシソ科の植物が次々と咲いていく。また生えている場所によっては見た目まで変わってしまうものもある。この花も2回見に行き香りまで確認して、ようやく結論にたどり着いた。