2022-07-10 アキノタムラソウ2022 野の花 この花を取り上げるのは3度目だ。透明感のある薄紫色が涼しげで好きな花である。オオバギボウシなどとともに、谷戸(やと)の林縁に夏草に埋もれて咲いていた。丘陵地の半日陰のような場所に多い植物である。 シソ科。春のホトケノザなどと異なり、長い花穂を伸ばす。このタイプが多い秋のシソ科の花の先駆けをなすものである。 「アキノ」と付いているが、7月から11月まで長期間見かける。「タムラ」は、寄り集まる意味の「たむろ」から変化したとのこと。一度群落になったものを見てみたい。