植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

アキノタムラソウ2022

この花を取り上げるのは3度目だ。透明感のある薄紫色が涼しげで好きな花である。オオバギボウシなどとともに、谷戸(やと)の林縁に夏草に埋もれて咲いていた。丘陵地の半日陰のような場所に多い植物である。

 

シソ科。春のホトケノザなどと異なり、長い花穂を伸ばす。このタイプが多い秋のシソ科の花の先駆けをなすものである。

 

「アキノ」と付いているが、7月から11月まで長期間見かける。「タムラ」は、寄り集まる意味の「たむろ」から変化したとのこと。一度群落になったものを見てみたい。