植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

5月の木の実

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 少し汗ばむような日々。近場の雑木林で見つけた木の実4種類である。場所は以前花が咲いていたところ。あれから12か月。いずれも長径1㎝ぐらいの大きさで、甘くて食べられる。

 上の二つはキイチゴの仲間である。クサイチゴ(草苺、左上)は実が葉の上に突き出しており、鳥に食べられたのかあまり残っていない。一方、モミジイチゴ(紅葉苺、右上)は大きくなった葉の下に隠れ、トゲも多いことから結構残っている。

 左下は、ウグイスカグラ(鶯神楽)。ごく小さな花からは想像できないような実だ。花の頃より葉が大きくなっており、その下に隠れて見つけにくい。枝をちょっと持ち上げると色鮮やかな赤い実が現れた。

 最後の右下は、童謡『赤とんぼ』で有名な桑の実だ。近隣から養蚕が無くなって久しいと思うが結構残っている。畑の縁の大きな桑の木が実をどっさりつけていた。