植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

黄色い花の道

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 雑木林の林縁の道に黄色い花が咲き乱れていた。道沿いにずっとこの景色が続く。いろいろな種類があるが、全てキク科なのが面白い。このブログをやっていて名前がわかるようになった。

 花だけ見ると、大きくて花弁がこんもりしているのはブタナ。同じぐらいの大きさでやや花弁が少ないのがコウゾリナだ。小さくて花弁が5-6枚のものはニガナで、一番小さいのはコオニタビラコと思われる。すぐ近くでややピークを過ぎたジシバリやハハコグサの群落があった。タンポポは見られない。時期を過ぎたのか、環境が違うのか。

 この場所は半日陽が当たらない。田畑の周囲などの陽当たりの良い所ではイネ科の雑草がえげつないくらい繁茂しているが、ここには入り込みにくいようである。その結果、キク科中心の景色ができあがる。ちょっと欧米風なのは外来種が混じっているためか。

 地面にはもう次に伸びてくる様々な植物の葉が見える。この景色ももうすぐ夏草にとってかわられる。