中国原産のユリ科植物。ここのところの温かさで一気に伸び花を咲かせていた。場所は近場の公園。その片隅の長年放置された花壇のようなところで、いつもちょっと珍しい野草?を見かける。ご近所の自然愛好家の仕業かもしれないが、たまに見に行くと楽しい。
薄黄緑色の花はあまり目立つ方ではないが、問題は下向きの花びらからチラリと見える裏側。覗き込むと紫色の網目模様がなんともアバンギャルド。なんとなく爬虫類の鱗を思わせる。また、先端の葉が細くなって巻きひげのようになっているのも面白い。
見た目も変わっているが、名前も変わっている。球根(鱗茎)が二枚貝のような形をしており、漢方で貝母(ばいも)という生薬になるためそのまま名称になったとのこと。しかし、見れば見るほど変わった模様だ。