植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コウゾリナの花後

 

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 菜の花畑の道沿いに早春からタンポポ型の黄色い花を次々につけていた。それが、いつの間にかこんな姿に変わっている。上から見ると枯れた花茎と綿毛に変わった花穂が面白い模様を描いている。

 ほかの植物が旺盛に伸びている今の時期に、次々と枯れてしまう。一気に変化するので、花後は一定期間内に種を付けて枯れるようにプログラムされているかのようだ。  

 綿毛の付いた種の穂は直径2-2.5㎝。タンポポのように風でパーと飛んでいかない。手でちょっと触れると、穂が大きく揺れて互いに接触し、全体がバラっとほぐれる。一瞬で綿毛が全部なくなる。種はあまり飛ばず近くに落ちる。これが道沿いに並ぶ原因だろう。人間や動物の活動と種の散布は関連しているかもしれない。