10月に入り季節外れの炎暑が収まり過ごしやすくなった。10日ほど前、コガモ(小型のカモ類)が4羽いつもの川に戻ってきたと書いたが、どういうわけがその後が続かなかった。例年ならもっと到着しているはずである。
昨日、7羽が揃って川べりに並んでいるのを見て嬉しかった。全員メスのような羽根色をしているが、オスがエクリプスといわれるよく似た夏型の羽根をしているためである。少し大きい方がオスとのこと。
遅れていたのは暑さが続いていたせいかもしれない。そういえば第一陣が着いた日も、炎暑が一時的に収まり涼しい北風が吹いた日だった。その後の厳しい暑さには彼らも参ったようで、日陰でじっとしているのを何度か見た。
彼らの夏の繁殖地はシベリアの北部である。寒さには強いが、暑さには弱いようだ。ここ数日涼しい北風が吹いていた。その気流に乗ってやってきたのだろうか。