車通りの多い道路の路側帯やちょっとした空き地などに群生している。今頃茶色く枯れて白い綿毛を出すので目につくようになる。それまでは全体に単純な1本の花穂のような形で、緑一色のため全く目立たない。茎が直立して葉や花穂がピッタリくっついているためだ。
イネ科の多年草。北米からの帰化種。草丈は50~100㎝。日本では1940年代にはじめて報告されているので、移入はそんなに古い話ではない。繁殖力が旺盛で在来植物の生育環境を圧迫する。
不思議な響きがある名前である。メリケンはもちろんアメリカンが変化したものだ。ところがカルカヤという植物は無い。カヤ(茅、萱とも書く)なら一般に屋根材や飼料などに用いられる葉や茎が細長い植物の総称で、スゲやススキが代表である。それをカル(刈る)とは?よくわからない。