ここ数日暖かい日が続いた。いつもの街中の川沿いを歩いていると、鮮やかな紫色の花が目についた。ヒメスミレだ。株の大きさに不相応なくらい多くの花を付けている。
護岸のコンクリートと道路のアスファルトのすき間に点々と生えている。スミレと同じように人の手が入ったところが好きなようだ。
濃い紫色の花は普通のスミレとよく似ている。しかし、スミレの花が径2㎝ぐらいあるのに対し、ヒメスミレの花は1-1.5㎝と小ぶりで、花びらも細身だ。スミレと比較してまさに「姫」の感じだ。距(花の後ろの蜜の袋)は大きめで白い。葉もスミレに似て細長く、翼はない。
時々街中の思いがけないところでこの花に出会う。小さくてもスミレなので、見つけるとうれしくなる。