シダ植物。ツルがあるし、葉がセンダングサなどに似ている。胞子が付いているのを見たことがない。色々なところに生えており、庭の雑草と一緒に草叢になっていたりする…。などのため、普通の被子植物だと思っていた。
よく見ると、一部の葉の先から指のような形の細い葉がら延びている。ウロコ状の模様があり、これが胞子を作る葉である。
ツルは葉が変化したもので2m以上になる。霜が当たると枯れてしまうが、地下部分が残っている。雑木林などの木からぶら下がっているものは、冬枯れずに残る。そのため、長いツタのようになって垂れ下がっている。
子供がツルでカニを釣ることが名前の由来とのこと。沢の岩の下などに隠れているので、ツルにエサを付けて目の前に置いてやると釣れてくるのだろう。幼い頃サワガニを捕まえたことを思い出した。