植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

魚眼石のキラキラ

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 昔からキラキラした結晶が大好きである。ミネラルフェアなどで鉱物を買ってきては、光にかざして楽しんでいる。

 画像はインド産の魚眼石(ギョガンセキ)だ。水晶(ケイ酸の結晶)みたいだが、カリウム、フッ素などを含むカルシウムのケイ酸塩化合物である。大きな結晶に小さな結晶がくっついている。結晶は長軸方向(画面上方)から見ると角の取れた正方形に見え、先端が錐のようにとがっている。この方向から見ると中がトロンと濁った感じに見え、確かに魚眼を思わせる。よくきらめく結晶である。

 ところがデジカメで撮影するとこの感じが出ない。結晶を動かすと光る結晶面が移り変わることが「キラキラ」なので当然かもしれないが…。また、無色でガラス光沢のため安っぽく写ってしまう。少しでも何とかできないかと検討してみた

 背景を赤くすると補色の関係か少し青色がかかって見える。ちょっと色を付けてみたわけである。こんなことは鉱物図鑑ではやらないところ。さらにピントが合う範囲を広く取った。合わない部分は雲みたいに見える。

 点々と光る結晶面と、大きな結晶に見える条線(筋状の模様)からキラキラを感じていただきたい。