植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

寒そうな鳥たち

いつもとは違う近場の川。今日はこれまでの暖かい日々とは打って変わって猛烈に冷え込んだ。日も差さず暗い。横の道を歩きながら水辺の鳥を写した。皆寒そうに見えるのが面白い。

 

アオサギ(画像上)

背中を丸めた姿から最初ゴイサギに見えたが模様や飾り羽が違う。しばらく考えてアオサギと気が付いた。長い首を折り畳んで縮めると、肩に埋もれた感じになり、印象が全く変わる。黒い模様が青っぽく見える。これが名前の由来のようだ。明るい光だと黒くしか見えない。

どこかで見たことがあるなと思ったら、ジブリアニメ「君たちはどう生きるか」に出てくるアオサギにそっくりだ。なんか性格悪そうに見えてきた。

 

カワセミ(画像下)

ご存じ都市河川のスター。コバルトブルーとオレンジの派手な装いだ。白のアクセントも効いている。スズメより少し大きいくらいと小柄だが、青い矢のようになって飛ぶ姿は思わず見とれてしまう。いつもより丸っこく見えるのは首を縮めているせいか。

 

コサギ

水流の中で一心に小魚を狙っている。やはり長い首が埋もれて身体全体がラグビーボールのような形になっている。そのため胸と翼端のレースのような飾り羽が強調されている。

 

コガモ

おなじみコガモたち。全員オスだ。ちらりと見える羽根のワンポイントのメタリックグリーン/ブルーがおしゃれだ。やはり首を縮めているので胸が丸く張り出している。寝ているものも寒そうに見える。

 

いつもの川と違って、この川は幅があり所々深くて池のようになっている。側壁には木が生え、中州にはヨシなど植物も豊富だ。水中にキラッキラッとするものがあり、見ると小魚の群れである。鳥には住みやすい環境だと思う。