これもかしの木山公園である。近場ではちょっと珍しい蝶だ。ひらひら翔んで来て、何故か逃げもせず意味ありげに眼の前の灌木にとまった。
画像上はジャコウアゲハ。全体にスリムな印象で、翅は薄そうだが透けてはいないようだ。しかしよくできた模様だ。こんな大胆なデザインは人間には思いつけないだろう。ファッション業界ではとっくにパクられているのだろうが…。
下はモンキアゲハと思われる。とまると上の翅が垂れるので一部しか見えないが、下の翅に大きな白い紋(モン)がある。その下にオレンジ色(黄?、キ)の斑点が見える。こちらは翔んでいる時の方が模様が良く見えて美しい。
昆虫は子供の頃大好きだった。まだ自然が残っていたので、夏休みはセミ取りとカブト、クワガタ採集で明け暮れた。しかし、蝶は苦手だった。うかつに触ると鱗粉が手に付き、コワレヤスイ感じが嫌だったのだ。あと、昆虫図鑑には、採集したら暴れて傷むので胸を強く押して殺す、などと書かれていてやりきれなかった。
まあ写真にとる分にはコワレナイ。しかしきれいだなと思う瞬間は動いていることが多いので、私のデジカメでは無理だ。イヤ、動画という手がある。しかし拡大撮影は難しそうだなあ。