植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

イチモンジセセリ

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 今年もニラの白い花が咲きそろってきた。その花から花へ高速で飛び回っていたのがこの蝶イチモンジセセリである。セセリチョウという小型の蝶の仲間で、下の翅(はね)に白い斑点が一直線に並んでいることからこの名前がある。蜜を吸うのに夢中らしく近づいても逃げない。

 よく見ると翅の先が痛んでいる。他に何匹も飛んでいたが皆同じ様子であった。

 茶色の小さな蝶で地味だし、すばしっこいため、捕まえようとする人もいないだろう。ふと思い当たったのが先日の台風15号だ。強烈な風だったがあの時どうしていたのだろう。必死で草につかまっていたところに、突風がザっと来て飛ばされたのだろうか。翅も痛むだろう。

 今日は秋めいた晴天である。この蝶は何事もなかったかのように元気いっぱいであった。