ススキの葉にとまった赤とんぼは秋らしい風景だ。わずかにピントが合っていないが、近づくと逃げるので、私のデジカメのズームではこれが限界である。
正式名はアキアカネだが、他にナツアカネというものもいる。赤とんぼについて昔から本当かどうか疑問に思っていたことがある。1.ナツアカネがアキアカネに変化する。2.秋になると山から降りてくる。3. 夏から秋にかけて赤くなる。
調べてみると、1はマチガイ。2はアキだけで、3は本当、であった。ナツとアキは見かけ上微妙な差しかないが、別種である。どちらも夏に平地で羽化する。ナツアカネは平地に居続けるが、アキアカネは山地に向かって移動し、秋とともに平地に降りてくる。
また、どちらも若い成虫は薄い色だが、だんだん赤く変化し、晩秋にアカネ色(沈んだ赤色)になる。画像は半月ほど前のもので、まだ赤が鮮やかである。