植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヒメウラナミジャノメ

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 ヒヨドリバナの花にとまっていた蝶。普通のジャノメチョウかと思ったが、少し小型だ。表側の色はやや明るく、ビロード感がある。ジャノメチョウは暗い林の中にいることが多く、黒く見えるのであまり好きではない。

 よく見ると、「蛇の目」模様の数が多く、くっきりとしている。裏の地模様も、砂浜の浅い水面に広がっていく漣(さざなみ)のようで、なかなかシックで良い。

 鳥がヘビの目を恐れることから、蛇の目模様は天敵からの防御の点で意味がある。そう思ってみると、丸の中に小さな点があって、瞳の中の星のような感じになって立体感がある。よくできているものだ。

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