植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ノアサガオ(野朝顔)

 

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 街を歩いているとよく見かける。暑い今頃が一番繁っていて花も多い。普通のアサガオとの違いは昼間も咲き続けること。花は直径10㎝と大きく、開花時は青紫色で、午後には淡紫紅色に変化する。画像は正午ぐらいのものだ。

 ヒルガオ科の多年草。別名宿根アサガオ。葉はほぼ円形のハート形だが三裂したものも混じる。繁殖力が旺盛で、ツルは10m以上も伸びて民家のフェンス等を覆いつくし、茎の先端にまとまって花房を付ける。晩秋まで花を咲かせている。

 南アメリカ原産で、沖縄を経由して園芸品種(オーシャンブルーなど)が観賞用に入ってきた。一部逃げ出して野生化している。本来熱帯系のものが帰化できるのは温暖化のせいか?繁殖力ゆえに要注意植物になっている。