2週連続の週末台風でどこへも行けなかった。やっと最終日の今日穏やかに晴れたので多摩丘陵の谷戸を歩いてみた。まだ大雨の名残で植物はグッショリと水を含んでおり道は一部川になっている。しかし谷水田は無事で黄金色の稲穂が実っている。その周辺や雑木林の林縁はいつの間にかいろいろな秋の花が咲き始めていた。
ノハラアザミは近場の秋のアザミの代表である。花は上向きで、花茎は分岐せずひとつづつ花を付ける。秋のアザミの中では大ぶりだ。全体に明るい印象で久しぶりの陽光に良く映えている。8-10月に咲き続ける。今年は林縁の草むらに群れ咲いているのをよく見かけた。
蝶が止まっていたので思わずシャッターを切った。キタテハかと思ったが、沈んだ色合いである。タテハの仲間はオス/メスや夏型/秋型で模様が異なる。ネットで調べると明らかにキタテハではない。こうなるとよく似た種類が多い。羽根の形と豹柄の模様から一応ミドリヒョウモンのメスとしておく。羽根の裏側の緑がかった模様が見られれば良いのだが、すぐ飛んで行ってしまった。