もう一月ぐらい街のあちこちで鮮やかな山吹色の花がみられる。生えていたのは郊外のマンション群にある建設予定地?の空き地だ。ほかには街中の川の護岸などにも群生していた。とにかく開けて明るい場所を好む植物である。夏中咲き続ける。
大金鶏菊と書き、一説では花色と花びらの形を金色のニワトリのトサカに見立てたものという。花びらの数が多く、先端がいくつにも割れてギザギザしている。ちょっと荒っぽい花の作りだ。よく似たキバナコスモスは形が整っていて、花びらの数は8枚、先端のギザが小さい。
北アメリカ原産。草丈は50~60㎝。花壇にも植えられるが逃げ出して野生化している。華やかで景色としては良いのだが、丈夫で繁殖力が強く在来の植物を追い出してしまう。そのため特定外来生物に指定され栽培等が規制されている。