植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

キウイフルーツの花

多摩丘陵にある民家の庭先で見かけたもの。棚が作ってあって、丸っこい形の葉が茂っている。葉の下に花が下向きにつく。近寄ってみると雄シベが金色に見え、花びらも金色がかかってなかなか豪華な花だ。

 

雌雄異株で、画像は実のなる雌株である。花の中心の白い放射状のものが雌シベで、周囲を多数の雄シベが取り囲んでいる。実をならせるためには雄株が必要なので、雌株のものは花粉を作らないようだ。波打った花弁は6枚、直径は3~4㎝ある。勲章のような派手なつくりなのだが、葉の陰になるせいか地味な印象を受ける。

 

つる性の落葉樹。中国原産のマタタビ科シナサルナシが原種で、ニュージーランドで改良作出された園芸品種である。日本にもサルナシやマタタビといった類縁種が自生している。ごく小さいが似たような実がなる。

 

名前はニュージーランドの国鳥であるキーウイにちなんで付けられたもの。実の外見が似ているからではない。イメージはピッタリだが。