多摩丘陵にある民家の庭先で見かけたもの。棚が作ってあって、丸っこい形の葉が茂っている。葉の下に花が下向きにつく。近寄ってみると雄シベが金色に見え、花びらも金色がかかってなかなか豪華な花だ。
雌雄異株で、画像は実のなる雌株である。花の中心の白い放射状のものが雌シベで、周囲を多数の雄シベが取り囲んでいる。実をならせるためには雄株が必要なので、雌株のものは花粉を作らないようだ。波打った花弁は6枚、直径は3~4㎝ある。勲章のような派手なつくりなのだが、葉の陰になるせいか地味な印象を受ける。
つる性の落葉樹。中国原産のマタタビ科シナサルナシが原種で、ニュージーランドで改良作出された園芸品種である。日本にもサルナシやマタタビといった類縁種が自生している。ごく小さいが似たような実がなる。
名前はニュージーランドの国鳥であるキーウイにちなんで付けられたもの。実の外見が似ているからではない。イメージはピッタリだが。