植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヤエムグラの花

f:id:M_majipan:20220403044429j:plain

f:id:M_majipan:20220403044447j:plain

アカネ科。以前面白い形をした実に注目したことがある(2021年4月20日付け)。近場では代表的な雑草だ。路傍でも花壇の一角でも、ちょっとした地面があるとどんなところでも生える。しかも真冬の1,2月頃からもう芽を出している。今は高さ30㎝ぐらいでどんどん伸び、先端に花もつけている。

 

多い割に注意をひかない。花が径1㎜程と極小で緑っぽい色のため、花があることすらわからないからである。ただの緑のカタマリに見える。今回何とか花が撮影できた。4枚に見える花弁は1枚が4つにさけたものであることが分かる。雄シベは4本。雌シベの先が2本に割れており、一対の径2㎜ぐらいの丸い実になる。

 

ムグラ(葎)というのは密生して藪を作る草のことである。断面四角形の茎に8枚ぐらいの葉が輪生して傘のようになり、それがいくつも重なっているのでヤエ(八重)ムグラである。トゲがあるので触るのは注意。