植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヤマボウシの実

f:id:M_majipan:20211017143143j:plain

ヤマボウシは民家の庭に植えられているものをよく見る。6,7月の花の季節は木全体が真っ白になって美しい。街を歩いていて実が成っているのを見かけた。

 

実は直径1.5㎝ぐらいの球形。集合果で、表面のポツポツの一つ一つが雌シベの痕跡である。中は黄色い果肉に種が埋まっている。甘くて食べられるが、知らない人は色と表面の模様のせいで手が出ないだろう。

 

熟すると長い柄ごと地面に落ちる。先日行った箱根の雑木林ではあちこちにこの実が落ちていた。しかし、背が高いせいかどの木かわからなかった。後で調べると箱根は自生のヤマボウシの名所だそうだ。ハナミズキの仲間なので、これからは紅葉がきれいとのこと。