ヤマボウシは民家の庭に植えられているものをよく見る。6,7月の花の季節は木全体が真っ白になって美しい。街を歩いていて実が成っているのを見かけた。
実は直径1.5㎝ぐらいの球形。集合果で、表面のポツポツの一つ一つが雌シベの痕跡である。中は黄色い果肉に種が埋まっている。甘くて食べられるが、知らない人は色と表面の模様のせいで手が出ないだろう。
熟すると長い柄ごと地面に落ちる。先日行った箱根の雑木林ではあちこちにこの実が落ちていた。しかし、背が高いせいかどの木かわからなかった。後で調べると箱根は自生のヤマボウシの名所だそうだ。ハナミズキの仲間なので、これからは紅葉がきれいとのこと。