植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

雨に濡れたヌカキビ

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ちょうど霧雨が降っていて、花穂に細かい水滴が無数に付き面白い画像になった。光が差せばきれいだろう。

 

草丈50㎝ぐらい。花茎(かけい)が細く何度も枝分かれしてさらに細くなる。それとともに花穂が大きく広がり径30㎝ぐらいある。先端に2,3個の花(小穂、しょうすいという)を付けるが、これも径2㎜ぐらいの大きさで、付いている水滴より小さいぐらいだ。細い花茎が水滴の重さでたわんでいる。

 

イネ科で全国に分布。水田の周りなどの湿った環境を好む。全体が米ぬかの粉のようなので「糠(ぬか)黍(きび)」。結構色々なところで見かけるのだが、花穂が雲か霞(かすみ)のようで、存在感がない。今回は水滴がついて目立つようになった。

 

下は、草陰になって雨に濡れていないもの。薄緑色のグラスファイバ―でできたもののようだ。これはこれで味がある。

 

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