8月後半から夏草の中にチラホラ見えていた赤朱色の花。住宅地の河川沿いの長い網フェンスをツルが這い上がったと思ったら、いっぱいに広がり、今頃になって大量に花を付けた。径1.5㎝ぐらいの小さな花だが遊歩道を歩いているとなかなか見ごたえがある。拡大するとアサガオの仲間独特の輝くような花色がよくわかる。
ネットで検索するといきなり国立環境研究所の記事が出た。侵入生物データベースに該当する。北アメリカ原産のヒルガオ科植物。江戸時代末期に観賞用に導入されたものが各地に帰化している。繁殖力がハンパなく、在来種の植物や農作物に悪影響とのこと。特定の害虫の棲み処にもなる。分布が中部地方以南になっているが、近場(南関東)で普通に見られるのは温暖化の影響か。駆除の対象にするのはもう手遅れのような気がする。
まだ暑いが、秋の気配が漂う街に似合っている。