画像はヘクソカズラの花である。拡大するとなかなか個性的で迫力がある。しかし名前を思い出すと一瞬鼻先を匂いの記憶が通り過ぎる。触らなければ臭うわけではないが、見る気が失せる。後に残るのはジリジリ焼けるような真夏の陽射しの印象だけだ。
梅雨頃、気候がムシムシし始めると、様々なところでフェンスなどにこの草のツルが這い上がる光景が見られた。細長いスペード型でツヤのない葉である。伸び方が異常に早く、あっという間にフェンスのてっぺんまで伸びて横に這い、花を付ける。
ブログに挙げようとツルの画像は撮っていたが、街中でもあまり多いので面白くも何ともない。暑くてどうでもよくなって、しばらく放っておいた。
他に暑苦しいと思うのは、ヤブガラシの花だ。見かけるとアブラゼミのジージーという鳴き声が聞こえる(あくまでイメージです)。