多摩丘陵の林下の湿地に生える。花が終わった後の丸い実に白い毛が多く、水玉のように見えるのでこの名がある。拡大すると確かに水滴がたくさんついているような印象である。涼し気な雰囲気だ。
比較のため雨後のウマノスズクサの葉についた実際の水滴を示す。確かに丸い水滴の表面の一部や周辺に空が写って、白く光っている水滴に感じが似ている。茎に並んだ実も、ぐっしょり濡れて雫(しずく)が垂れているようである。
ツキミソウなどと同じアカバナ科。日本全国の山野に自生する。花はガクが2枚。白い花びらも2枚だが深く切れ込んで4枚に見える。実は径3~4㎜で先の曲がった毛が多い。