近場の公園。台地に切れ込んだ谷戸の奥に水が湧いており、その周りに里山の樹林が残されている。なぜかキイチゴのたぐいが集中しているゾーンがあり、毎年見に行っている。
左上 ニガイチゴ:透明な赤い宝玉のような色が美しい。苦みがあるはずだが、鳥に食べられたのかあまり残っていない。そういえば近くにあったモミジイチゴの実は残っていなかった。ナワシロイチゴは実になるまでまだしばらくかかりそうだ。
右上 カジイチゴ:3mぐらいの樹高で、キイチゴの仲間では大柄な種類である。画像の果実はちょっと未熟な感じで、ほぼ残っている。熟すとこれもすぐ無くなってしまう。
左下 マユミ:先日花を紹介したが、もう奇妙な形をした袋状の実に変わっている。単独で見ると虫こぶではないかと思ってしまう。秋には色づいてまた変貌する。
右下 イロハモミジ:カエデ系の木の実は、羽根の付いた種が二つくっ付いた形をしている。もう少しすると乾燥して柄から外れる。くるくる回りながら落ちてくるのを見たことがある。種が遠くまで蒔かれるように、プロペラの羽根ような形に自然になっていることが不思議である。